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2016-09-05(Mon)

【デンソーエアリービーズ】 チャレマに翻弄され続けた薄幸な指導者

みなさん、こんばんわ。


8/31にデンソーエアリービーズの公式サイトにて、コーチの尾崎候氏が「契約満了により退団」する事が発表されました。尾崎氏は1年3ヶ月間コーチを務めておりましたので、当初は「契約期間が中途半端だな」と思ったものでしたが・・・

後任は、2013/14シーズンに監督を務め、2014年度から全日本女子バレーボールチームのディフェンスコーチを務めていた辻健志氏の、チーフコーチとしての就任が9/5に決定したそうです。辻氏は2013/14シーズンにチャレンジリーグに陥落していたデンソーを一シーズンでプレミアに再昇格させた実績があります。辻氏の加入で、デンソーの更なるグレードアップが期待されます。
さて・・・デンソーを去った尾崎氏は、1971/8/4生まれの青森県弘前市出身。弘前工業高卒業後、日体大に入学。3年時にはインカレ優勝の経験があります。日体大卒業後は本格的にビーチバレーに転向、ビーチバレージャパン5連覇の実績があります。その後、2006年から2009年まで武富士バンブーのコーチ、2009年から2013年までJTマーヴェラスのコーチに就任。2013年6月にJTの監督に就任。

しかし、ここからが尾崎監督の、「しくじり先生」の始まりでした。


第1LEGを首位で走りながらチャレマ敗退

2013/14シーズン、JTは新加入した橋本直子選手の元、「ツーセッター」システムで相手を翻弄して第1LEGを5勝2敗と、首位候補の久光製薬スプリングスを差し置いて1位に。しかし、大友愛、吉澤智恵など主力引退の上に、元より怪我人が多かったJTは、その後あれよあれよという間に順位もジリ貧化、気が付いたらNECレッドロケッツ&日立リヴァーレと共に7位争い。結局、レギュラー最終戦の久光製薬スプリングス戦でフルセット負けを喫し(それも、セッターとして途中出場の狩野舞子選手を起用して負ける体たらく)得失セット数の差で7位に陥落。結局チャレマに廻る事となり、これまたベスト戦力では無かった上尾メディックスに3-2、3-1で破れ、チャレンジリーグへの陥落が決定しました。


カナニが絶不調にも関わらずチャレマ敗退

チャレンジ落ちしたJTに、更なる危機が。シーズン後に石川友紀選手、石井美樹選手、山口かなめ選手、橋本選手など7選手が退団を表明。主力が多かっただけに、ショックは大きいものがありました。得に山口選手は、後にNECに入団してレギュラーになったというのは皮肉なものでした。結局チームは、生え抜き主体でリーグ戦を挑む事になり、外人はタイ人のオヌマー・シッティラックの入団など最小限の補強に留めました。リーグ戦は17勝1敗と堂々の首位通過で、トヨタ車体クインシーズとのチャレマに挑む事になりました。車体は、シーズンを通して点取り屋のカナニ・ダニエルソンが絶不調で、JTにとっては1年でプレミア復帰の絶好のチャンスでした。しかし・・・土壇場になると馬鹿力を発揮するのが、車体の車体たる所以であって・・・応援に駆けつけた父母の応援で特別なパワーを貰ったか、カナニが試合を追う毎に、最後の力を振り絞るかのように調子を取り戻し、試合は2-3、1-3と完敗を喫しました。シーズン終了後、尾崎監督は契約期間満了との事で監督を退任。後に監督就任した吉原知子氏が1セットさえ失わずにプレミア昇格を果たした事が、尾崎氏の評価を更に悪いものにしてしまいました(一方、尾崎氏は8セットを失っており、しかもKUROBEアクアフェアリーズにフルセット負けを喫していた)。


コーチとしてもチャレマ敗退

しかし、捨てるJTあれば、拾うデンソーもある・・・という感じでデンソーエアリービーズのコーチに就任。やはり尾崎氏には、コーチ役が適任と見え、リーグ戦前半は、勝率5割前後の成績で何とかファイナル6に喰らいついていました。ところが、またここで邪魔をしてきたのが車体。当初、1勝8敗と不調だったハズの車体は、ポリーナ・ラヒモワを主体に、インカレ出場していた内定選手が揃い始めると、それまでの不調が嘘のように勝ち始め、逆にデンソーは勝ち星が中々増えず、気が付いたら6位さえも危ない状況にまで追い詰められました。結局、レギュラーラウンド最終戦で既にチャレマ進出が決まっていた上尾に1-3で完敗、PFUブルーキャッツとのチャレマに挑む事になりました。前回のチャレマこそ3-1、3-1と完勝でプレミア残留こそ果たしたものの、今回はプレミア昇格請負人の江畑幸子選手がPFUコートにいました。初日は、16-25、19-25、22-25でストレート負け。この時点でデンソーは、1セットだけでもPFUに奪取されるか、ストレートかつ19点差以上の差でPFUに勝利しないと、チャレンジ堕ちの危機に直面しました。第1セットを25-16、第2セットを25-20で連取、第3セットも中盤までリード。もっとも、チャレンジ落ちを回避するには、あと5点以上のポイント上積みが必要でした。しかし、試合終盤にエースの石田瑞穂選手が足を痛めてしまい退場。大黒柱を失ったデンソーは逆転を喫し、23-25でセットを失いました。この時点で、デンソーのチャレンジ陥落が決定しました。
それにしても思いますが・・・監督としてもコーチとしても、ここまでチャレマにて負け続けると、尾崎氏は、指導者としては人が良いのか、それとも根本的に大勝負に弱いのか、分かりませんが・・・地獄に突き落とされてばかりの薄幸な指導者人生だったような気がします。

今回の尾崎氏の人事が、呪われたチャレマに影響しているものかどうかは分かりませんが・・・デンソーには、一シーズンでプレミアにまた帰ってきて欲しい、と思わずにはいられません。



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北海道の札幌在住です。昔の洋楽が好きです。野球は日本ハムファイターズを応援しております。バレーは、久光製薬スプリングスの新鍋理沙選手を中心に、攻守の要となる選手を主に応援しております。

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