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2016-09-10(Sat)

【岡山シーガルズ】 選手が暴力団から身を守ってくれるのは有難い話だが

みなさん、こんばんわ。



昔も今も、そうですが・・・スポーツの世界でも相変わらず、迷惑沙汰が後を立ちませんね・・・特に暴力団の場合は、一度でも係わり合いを持つと、「骨までしゃぶってくる」だけに、性質が非常に悪いです。


そんな暴力団を「ブロック」しようと、岡山のとある「市民団体」が一肌脱ぎました。


選手や観客を暴力団から守ろうと、バレーボール・プレミアリーグ女子の岡山シーガルズは8日、県警などと「暴力団等排除対策協議会」を発足させた。県内のプロスポーツチームでは、サッカー・J2のファジアーノ岡山に次いで2例目。

協議会は、チームと県警のほか、県暴力追放運動推進センター、岡山弁護士会で構成。選手に対する不当要求や、観客がチケットトラブルに遭った際に情報共有を行い、連携して対応するとしている。

この日、岡山市東区の岡山東署で発足式があり、山口舞主将が「暴力団などの反社会的勢力とは一切関わりません」と宣言。式のあとの研修会には選手ら約20人が参加し、県内の暴力団情勢や対処方法などについて、実演を交えて学んだ。

山口主将は「暴力団について知らないことがたくさんあった。対処の仕方が勉強になった」と話していた。(
読売新聞より

それはそれで、大変良く分かりました。御疲れ様です。これからも、岡山市民の為にも頑張ってください。

ところで・・・









チーム作りでコレと言った補強は見当たりませんが・・・肝心のチームは大丈夫なんでしょうか、パールさん?





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2016-09-02(Fri)

【岡山シーガルズ】 宮下は岡山を卒業したほうが今後のレベルアップに繋がるのでは

みなさん、こんばんわ。


先日、webのzakzakにて「柚姫らんのバレーボールに恋して」というコラムを読みました。芸能人に疎い拙ブログ管理人は、柚姫らんと言われてもピンと来ず、wikiで調べても載っていないので詳細が分からないですが(無理して知りたいとも思っていないけど)・・・コラムのプロフィールによると、「1992年9月15日生まれ。2年前に福岡から上京。身長156センチ、B82・W60・H80。小学生の時にバレーボールをはじめ、県大会3位に貢献。バレーボールを観るのが大好き。趣味はアニメや漫画」とあります。公式ブログ http://ameblo.jp/ranyuzuki/ をチェックすると、「セーラームーン親善大使(仮) 」という、スゴイのかアレなのか分からない肩書きが書いてありました・・・

それはさておき・・・柚姫らんのコラムは去年から度々読んでおるのですが・・・内容は、「まあ、ミーハーに毛が生えたレベルと言ったところかな」、という感じでした。

しかし、先日読んだコラムは一読に値する箇所がございましたので、下記にて一部ではありますが紹介します。

眞鍋監督が掲げた目標に、『4つの世界一』『サーブ、サーブレシーブ、ディグ、ミスの少なさ』が達成できていなかったところから、浮き彫りになった課題をバネに今後の東京五輪に向けてリスタートしてほしいです。主将を務めた木村沙織選手は、今回リオ五輪メンバーに落選した古賀紗理那選手に次世代への未来を託した。技術以前に、今後は他の海外選手のようなチームを引っ張っていく強いハングリー精神を持った選手が現われることを私は祈っています。(「柚姫らんのバレーボールに恋して」より)

ハングリーですか・・・かつては、竹下さんとか佐野さんとか、ハングリーの塊みたいな選手がいたのを思い出しますが・・・現在の全日本に、果たしてそういう選手がおるか?という事になると、「・・・・・」といったところかもしれません。


竹下さんは海外の経験こそありませんが、佐野さんは海外に戦いの場を求め、外国の高さとパワーのある攻撃を受け続けながら、選手としてのポテンシャルを維持し続けたものでした。

流石にアタッカーの海外挑戦は、木村選手や江畑幸子選手の例で懲り懲りの感がありますが・・・リベロなら、需要が少なくないようです。現に、久光製薬スプリングスの座安琴希選手が、今季からRCカンヌでのプレーが決まっております。

他にも、全日本女子に繋がるか否かは別として海外の門を開ける選手は少なくありません。大体、2014年にパイオニアレッドウィングスが廃部になって在野の選手と化していた控えリベロの佐藤円選手(現・プレステージアランマーレ)でさえも、海外から一度は声が掛かっていたくらいなのですから。


セッターも、全日本女子云々を別にすれば、橋本直子選手、今季4年ぶりに上尾メディックスに帰ってきた南早希選手、過去にアゼルバイジャンリーグでプレーの経験を持つ松浦寛子選手の例などもおり、決して全体的には、海外の需要度は低くありません。

日本のセッターで、「ハングリー」という文字列が欠片でも見出せる選手といえば、岡山シーガルズ宮下遥選手を思い出します。

CA53089N.jpg

宮下選手は、途中出場を果たした2009/11/28Vプレミアリーグ開幕戦となる久光製薬戦で、試合中に味方選手と交錯して前歯2本を折りながらもプレーを続けた根性の持ち主。ちなみに、15歳2ヶ月でのプレミアデビューも史上最年少でした。

同チーム監督の河本昭義氏は、「間違いなく全日本級のセッター」と太鼓判を押しており、現在でも岡山の主力セッターとして、河本監督に怒られながら(?)もプレーを続けています。


皆様もご承知のとおり、クラブチームの岡山は、資金面の問題から外人を入団させる事が出来ません。

他の企業抱え込み型チームに入団する外人は、勿論と言っても過言ではないくらい、他国の代表選手でもあるケースが多いです(ピークを過ぎた選手も、中にはいますが)。宮下選手は、残念ながら、岡山で他所のチームの外人と対戦する事は出来ますが、外人とコンビを組む事は永遠に・・・と言っても過言ではないくらい、出来ないのです。せいぜい、他所のチーム戦力から外れたプロ選手とコンビを組める可能性が、弱冠ながら残っている程度です。

CART1190.jpg 

こんな時期も、あったなあ・・・昔の話はいいとして・・・宮下選手が、今のまま岡山に残留したとしても・・・相手外人チームの攻撃をディグする事は出来ます。ブロックもサーブもツーアタックも出来ます。ただ、外人にトスを上げる事は出来ません。今のままだと、速攻主体のトスに終始するばかりで、外人にトスアップする機会は左程得られず、せいぜい山口舞選手の御膳立てがいいところ。山口選手の選手生命を少しでも長く保つにはいいかもしれませんが、宮下選手の将来性を考えると、はたして今のまま岡山に残留する事がベストの選択肢なのかどうか・・・


海外でなくても、日本で修行する方法は無くもありません。ただし、受け入れ先があるか否かが問題で、結局は海外が手っ取り早い方法になるのかな・・・大きく育てたい選手だけに、一度くらいは岡山を離れて武者修行の旅に出かけるのも、方法の一つではないか?と思いますが。もっとも、河本監督が金の卵である宮下選手を、おいそれと簡単に手放す事はしないでしょうけどね・・・






2016-08-31(Wed)

【トヨタ車体クインシーズ】 かつて「未来の木村沙織」と呼ばれた闘将は未だ全日本の扉を空けぬまま

みなさん、こんばんわ。


具体的な日時は失念してしまい申し訳ありませんが・・・かつて2012年の秋、TBSにて「炎の体育館TVSP」を観ていると、宮迫JAPANvsVプレミアリーグ選抜メンバーとの試合が、ございました。所詮「ゲーム」なので、結果については言っても仕方ないと思いますが・・・プレミアのメンバーは確か、下記の通りだったと思います。

  • 東レアローズ: 荒木絵里香、中道瞳
  • 久光製薬スプリングス: 古藤千鶴、狩野舞子
  • NECレッドロケッツ: 内田暁子
  • JTマーヴェラス: 石井美樹、大友愛(監督として出演)
  • パイオニアレッドウィングス: 森谷史佳、林蓉子
  • デンソーエアリービーズ: 井上香織
  • 岡山シーガルズ: 山口舞
  • トヨタ車体クインシーズ: 竹田沙希

現在はビーチバレーで活躍している石井選手(注:1)、また中道さんとか大友さん、井上さんなど懐かしい文字列が、あちらこちらで拝見出来ます。未だ、記憶に新しいのは・・・

CAAQQDG1.jpg 

狩野選手がトルコのベシクタシュから久光に再入団してから日が浅く、また狩野選手がセッター転向という事も、当時は話題になっていたので、狩野選手目当てでTVを観ていたのを記憶しております。

井上さんへのクイックや内田さんへのバックアタックは不発でしたが、山口選手へのトスは、まあまあサマになっておりました(というか、パールが優しかったからか?)。
 

もっとも・・・記憶に残っておるのは(それも悪い意味で)、そればかりではありません。


CAN198AG.jpg 

番組企画開始途中、車体の竹田選手を紹介する時に、どういうキャッチフレーズで紹介したか、というと・・・


未来の木村沙織

拙ブログ管理人としましては、こんなところで木村沙織タグを無駄遣いさせるな!と言いたいですが・・・まあ、それはどうでもいいとして・・・竹田選手には本当に申し訳ないのですが、「何の根拠で未来の木村沙織?」という感じがして、当時は後でネットからも「?」の声が多数、挙がっていたものでした。

バレーファンなら御分かりの通り、竹田選手は闘志を前面に出すタイプの選手で(注:2)、仏のような木村選手とは大違いである事くらい、説明しなくても御分かりの事と存じます。大体、竹田選手は未来の木村沙織どころか、2016/8/31現在においても全日本女子に召集された事はありません。何という肩の荷が重くなってくるキャッチフレーズであっただろうか・・・当時は、「炎の体育会TV」製作スタッフの買いかぶり&無謀な先物買いの凄さに、空いた口が塞がらなくて、笑いさえ出てきませんでした。

拙ブログ管理人の邪推ですが・・・当初は木村選手も出演させたい、と考えていたのでは。ところが、木村選手は御存知の通り、トルコリーグのワクフバンクに移籍が決定していて、番組収録どころではなかったので、荒木選手もしくは中道さんに代役として声をかけたのではないか、と・・・多分、中道さんっぽいな(苦笑)。せめて、木村選手の影だけでも番組に残しておきたかったので、バレーチームとしては全国的知名度が低い車体の竹田選手に「キャッチフレーズは未来の木村沙織で宜しいでしょうか?」とか言って誑かせたのではないか?と。

「炎の体育会TV」で初めて竹田選手を御覧になった方は(注:3)、その後は試合の会場に行ったのでしょうか?その時、竹田選手に対して、如何なる感想を持ったでしょうか?(注:3)強いて、一つだけコメントすべき事を探すなら・・・たとえ落ち目のTBSとは言えども、メディアが名づけるキャッチフレーズって、例えば他にも「バレーはコンニャク」(注:4)とか、ウソでもホントに思えてしまうから怖いですね・・・
注:1 石井選手は2014年にJTを退団、現在は湘南ベルマーレに所属している。
注:2 その為、ニコニコ生放送では、アニキまがいのサッパリしたキャラと、竹田選手の名前を捩って「サニキ」呼ばわりするユーザーが多い。
注:3 なお試合後、竹田選手は出川哲朗に、「顔にぶつけられなくてスイマセン!」と、出川の嫌われキャラを活用する発言で、場の盛り上げに一役買った。なお、ガチで出川の顔にぶつけても宮迫JAPANにレシーブポイントとして1点が追加されるだけで、プレミアチームにとっては何のプラスにもならないが・・・
注:4 【バレーはコンニャク】 試合前に出川が、過去にワニと格闘した武勇伝を披露した上で「バレーなんかコンニャクだ」と暴言を吐いて荒木選手の苦笑を買った。
2016-08-31(Wed)

【Vリーグ等】 サーブにまつわるエトセトラ

みなさん、こんばんわ。


サーブといえば・・・拙ブログ管理人が真っ先に思い出すのは、ロンドンオリンピック、中国との準々決勝戦です。第5セット、25-25と一進一退の展開だった時に、ピンチサーバーとして登場した中道瞳さんが2本のサーブで準決勝進出を果たした事ですね。時々ビデオで観ますが、今になって観てもしびれる、中道さん一世一代の名シーンです。

バレーの世界でも、サーブに纏わる興味深い出来事は、時々ございます。今回は、それらの中から、拙ブログ管理人が観た(あるいは見聞した)サーブに纏わるエトセトラを紹介いたします。


伝説の25-0

流石にVリーグや皇后杯の類で、25本連続でサーブ得点、というのを見聞きした経験はありませんが・・・2005年の黒鷲旗にて「25-0」というスコアが残っています。

2005/5/1、予選ラウンド2日目の久光製薬スプリングスvs東北福祉大の第2セットにて、最初のサーバーである先野久美子のサーブで攻めた久光製薬が東北福祉大のミスを誘い、あれよあれよという間に点差が開き、ついに結局その先野さんと交代してコートに入るはずのリベロ吉田あいが一度もコートに立たぬまま、25点先取でセットを奪ってしまいました。安定感の高いフローターサーブを武器とする先野さんは、「初体験です」と、自分でもビックリしていたとか。(Special Thanks: 月刊バレーボール2015/3月号)



あんなにサーブで頑張ったのに

2011年に共栄学園からパイオニアレッドウィングスに入団した森谷史佳選手は、新人ながらレギュラーとして抜擢され、2011/12シーズンの最優秀新人賞を獲得し、弱体化が著しかったパイオニアにとって明るい材料になりました。更に2012/13プレミアリーグにて、28試合116セットに出場し、サーブ得点24で1位となりました。サーブ効果率も15.2の数字を挙げました。効果率は荒木絵里香選手の15.5に肉迫する2位で、3位の泉岡未来の13.3を大きく引き離す数字。

その努力が評価されたか、2013年には全日本女子に召集されました。森谷選手にとっては薔薇色のバレー人生・・・となるハズでしたが、結局怪我で辞退を余儀なくされました。現在は久光製薬に所属ですが、怪我もあって若い頃の勢いを取り戻すまでには至っていません。森谷選手も、怪我という不運に泣かされた選手の一人でした。



ミハイロが久光で干された理由(?)

かつて2014/15、久光製薬でもプレーしたブランキツア・ミハイロビッチが、2015年W杯にセルビア代表として来日、日本戦でも主力としてプレーしました。しかし、その途中、ミハイロビッチのサーブがヒットしそこねてしまい、力ない内野ゴロのようにネットさえ越えずにコロコロとコートを転がってしまうという、中々お目に掛かれない大ミスがありました。ちなみに試合は、それでもセルビアが勝っていますが・・・ミハイロがVプレミアにて久光での出場機会が今一歩で終わったのは、もしかしたら中田久美監督がコレを予想しておったからでしょうか?


苦肉の策キラサーブ

デンソーエアリービーズの所属メンバーだった、MBの「キラ」こと井上香織さんが2015年のチャレンジマッチにて、過去に2度メスを入れた肩が余程痛いと見えて、サーブの際はアンダーサーブでその場を凌いでいました。猫田さんの天井サーブを意識しておったかどうかは知りませんが・・・ちなみに井上さんは、当シーズン終了後に引退しました。


久美長を震撼させた内瀬戸の「昭和のサーブ

2014/15シーズン当初、日立リヴァーレの内瀬戸真実選手は、肘か肩を痛めていたのか、通常のジャンピングフローターサーブが打てず、苦の策として、ドライブサーブで場を凌いでいました。

2013/14プレミアリーグ戦の12/6、開幕五連勝と波に乗る久光製薬を相手に日立は3-2と、フルセット勝ちを収めました。この試合でも、内瀬戸選手はドライブサーブを使用し続けました。想定外の敗戦に、中田監督は試合後の会見にて、「試合内容は、相手のドライブサーブに崩されてしまい、良い状態で攻撃をすることができませんでした」と完全脱帽。

その後、GAORAの実況が内瀬戸選手のドライブサーブを「昭和のサーブ」と表現。これがニコニコ生放送でもディレイ放送され、ムッチリした体格も手伝ってか、内瀬戸選手は一躍ニコニコ住民の人気者に。



竹下:「本人が一番ビックリしてるんじゃないですか?

岡山シーガルズの「人間国宝」とも「重要無形文化財」とも言われる(?)山口舞選手のサーブは、ふんわりと曲線を描いて相手コートに入っていきますが、効果率は非常に低いもので、ニコニコ生放送のコメントでは「ふんわりサーブ」「やさしいサーブ」、あるいは山口選手のニックネームをもじって「ユメサーブ」とも言われます。

その山口選手が2015年、W杯に出場。途中出場した試合で想定外のサービスエースを決めてしまいました。その時、解説席にいた竹下佳江さんが、苦笑しながら「本人が一番ビックリしてるんじゃないですか?」と、褒めてるのか貶しているのか判断に苦しむコメントを発して、お茶の間のバレーファンの爆笑を買ったとか・・・「世界の竹下」さんのジャンピングフローターサーブを陵駕する、解説のシナリオ破りの「ユメサーブ」だっただけに、そのインパクトは別の意味で強烈だったようです。


2016-08-25(Thu)

【全日本女子】 鉄壁のレシーブ陣を構築する為にもMBの再建は重要

みなさん、こんばんわ。


リオデジャネイロオリンピックにおける全日本女子の戦いを見ると・・・一番目立った活躍をしていたのは、本来控えの迫田さおり選手ではないでしょうか。迫田選手と言えば「バックアタック」で、一時期は、MB・・・というよりセンターポジションで「バックアタックの前衛化」を狙う目的で、前衛からのバックアタックをやっていた事もありましたね・・・所謂「スコーピオン」というやつですね(水虫の薬じゃないぞ・・・あ、それはエーザイの「スコーピオ」かw)

「スコーピオン」は、「MB1」を全日本が標榜していた頃に、迫田選手のバックアタックを生かすべく開発されたものです。

先日、ネットで迫田選手に関する情報を調べていたのですが・・・「スコーピオン」といい、「MB1」といい、「ハイブリッド6」とかいった死語を、今でも拡散している人がいたとは驚きました。

もっとも、「MBはブロックさえしっかりやってればいい」という定義から言うなら、迫田選手は決してブロックが出来ない選手ではありません。2013/14シーズンは、Vプレミアリーグにて49本のブロックを決め、ブロックランキングのベスト10に肉迫しておりましたが・・・さすがに昨季は18本(27位)と目減り気味。既に今年で29歳になる迫田選手に、今更ブロックのレベルアップまで要求するのは酷でしょう。


ディグをやりやすくす為にもMBの存在は大事

やはり、アタッカーがブロックを兼任するより、真ん中にブロック要員としてドッシリと立っていてくれるMBの存在は大事でしょう。念の為に言いますが、ただ立っていればいい、という意味ではありません。

「ブロック」とは「ふさぐ」「妨害する」の意味で、相手の攻撃をネット際の最前線で食い止める技術である事に由来します。かつてこの技術は「ストップ」と呼ばれていた事もあり、守備的意味合いの強い技術として位置づけられていました。

現代のブロックは4つの目的を考慮して用いられています。

  1. 相手スパイクをシャット・アウトし、ポイントを獲得する。
  2. 相手のスパイク・コースを限定し、ディグの範囲を限定する。
  3. ワン・タッチしてスパイクの威力を弱め、ディグを継続しやすくする。
  4. ワン・ポイント・ブロッカーや長身ブロッカーを割り当て、相手アタッカーに心理的プレッシャーをかける。


・・・というように、サーブレシーブばかりではなく、自身が攻撃された時のディグをやりやすくする為にも、MBの存在は、地味かもしれませんが重要なものであります。

リオデジャネイロオリンピックにて全日本女子のMBメンバーとして、荒木絵里香選手、島村春世選手、山口舞選手の3人を起用しました。果たして、この起用が適切だったのかどうか・・・


ちなみに下記の表は、2015/16Vプレミアリーグにおける、ブロックの総合ランキングです。

順位選手所属試合セット本数
1荒木絵里香上尾218477
2大竹里歩デンソー218055
3岩坂名奈久光製薬218451
4ローレン・パオリーニ日立218145
5平松美有紀トヨタ車体218541
6島村春世NEC218441
7ポリーナ・ラヒモワトヨタ車体218540
8鍋谷友理枝デンソー218037
9古賀紗理那NEC218437
10テトリ・ディクソン東レ186734
10長岡望悠久光製薬218334



これを、日本人のみ・外人抜き・現役MBのみに限定すると、下記の表の通りになります。


順位選手所属試合セット本数
1荒木絵里香上尾218477
2大竹里歩デンソー218055
3岩坂名奈久光製薬218451
4平松美有紀トヨタ車体218541
5島村春世NEC218441
6井上奈々朱日立218132
7水田祐未久光製薬218326
8大野果奈NEC217825
8伊藤望東レ217525
10川島亜依美岡山217419
ちなみに山口舞選手は、11本で43位です。



荒木選手は問題なかったかもしれないとしても、また島村選手も数年後の将来を考えると問題ないとしても・・・山口選手の起用は現在でも七不思議です。既にピークを過ぎている選手を、なぜ召集するのか・・・

山口選手は、チーム事情によってはWSとしても起用できるので眞鍋政義監督の信頼も厚いのですが・・・どうせ起用するなら、本来なら長期的視野から考えても大竹選手の起用が優先のはず。それなのに、世界最終予戦からベンチに追いやるというのは・・・大竹選手を育てず、昨季プレミアリーグでコレといった成績を残していない山口選手を過去の実績と面子だけで起用するというのは・・・最近の全日本がMB育成を怠ってきたかを切実に物語っておる、というものです。

眞鍋監督にも、当然言い分はあるでしょう。月刊バレーボール2015/2月号の52ページ目に、「世界に勝っていくためには、何かを仕掛けないといけない。もし、私がアメリカやロシア、ブラジル、中国の監督だったなら、こんなことは間違いなくやりません」と、MB不足を嘆いていました。いや、全日本女子MBに無い物強請りをしていた、と言い換えたほうが分かり安いかも。(例えば)ファビアナ・クラウジノ等のような大型選手が全日本にいるならMB1は考えなかった、と言わんばかりでした。結局MB1は定着せず、MBは結局、ロンドンオリンピックの過去の遺跡を起用するに留まる程度でした。


政権が長期化した国家は独裁化し、長きに渡って国内に治療し難い動脈硬化を引き起こすものです。フセイン死刑後のイラクや、カダフィ大佐死後のリビアが最たる例です。勿論、これは政治での話ですが・・・スポーツとても、ブラジルのジョゼ・ギマラエス監督は就任してから14年目じゃないですか。そのブラジル代表がリオ五輪にて如何なる結果を出したか、今更説明しなくても明確、というものでしょう。


全日本女子も、サーブレシーブは勿論の事、動脈硬化を防ぐ為にも、MBについても改革を始めなければなりません。それも、早ければ早いほうがいい。既に荒木選手も山口選手も、全日本女子は今後辞退の意向なのです。

ただ、大竹選手にせよ岩坂選手にせよ、壁役ばかりでなく、もう一つのランクアップが欲しいところです。岩坂選手はサーブとブロックでは一定の成績を残しておりますが、187㎝とタッパは長いだけに、もう一つ攻撃面でのレベルアップがあってもいいですね。大竹選手も、特に攻撃面でのプラスが欲しいところでしょうね。島村選手も、ブロックの精度はもっと上げていいですね。

JTマーヴェラスの奥村麻依選手は、2013/14シーズンに99本のブロックを叩き出して2位の岩坂選手(85本)を陵駕してブロックランキング1位となり、プレミアリーグ新人賞も獲得しました。JTはチャレンジ陥落の憂き目を見たものの、2014/15は62本、2015/16も71本を叩き出して1位の座を譲りませんでした。今季も順当に行けば、1位になるかどうかは分かりませんが相当の数、ブロックを叩き出すのは必至でしょう。

他の候補を強いて探すなら・・・大竹選手と同じく「Team Core」の一員である伊藤望選手は、ブロックの精度が激増すれば(昨季のブロック数は25で18位)、サーブはいいだけに候補の一人になるかもしれません。個人的には、平松選手の移動攻撃は好きなのですが、サーブがしょっぱいのがイマイチ御勧めしきれないところでね・・・



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北海道の札幌在住です。昔の洋楽が好きです。野球は日本ハムファイターズを応援しております。バレーは、久光製薬スプリングスの新鍋理沙選手を中心に、攻守の要となる選手を主に応援しております。

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