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2016-09-14(Wed)

【全日本女子】 ポイントゲッターが即キャプテンになれるわけではない

みなさん、こんばんわ。


リオオリンピックでは、米国がオランダを下して銅メダルに輝きました。今回も米国は、金メダルというわけにはいきませんでした。

米国代表であるコートニー・トンプソン選手のコメントによると、「日本は全体に勢いがなくて、MBの攻撃が少なくブロックの的が絞りやすかったと思います」と、やはり・・・というか、かねてから拙ブログでも指摘しましたが・・・全日本女子の、MBの強化はやはり必要なものであった事が、トンプソンのコメントからも分かるというものでしょう。

米国代表は他にも、キンバリー・ヒル選手も銅メダルについてコメントを寄せています。ヒルの場合は・・・


準決勝で負けた後に切り替えが大変でした。まだ終わってない、最後まであきらめちゃだめだって。世界はとてもわずかな差の戦いになっています。ですから、銅メダルでもここまでのチームの努力を誇りに思います。友人から日本のリーグの話は聞いています。私のプレースタイルとは少し違うかもしれませんが、将来は日本に行く機会があるかもしれませんね。バレーボールマガジンより


・・・と、リップサービスかもしれませんが、近い将来、日本でのプレー希望を仄めかすコメントも発しています。
もっとも、ヒルは現在のところワクフバンク所属。今季も、ワクフバンクの公算が大きいです。


ヒルは1989/11/30生まれの、ポートランド出身の26歳。193㎝、スパイク最高到達点は320cm。初めて代表に選出されたのは2013年で、当初は攻守に渡って活躍したものの、2014年からはアウトサイドヒッターとして活躍しています。

アウトサイドヒッターとは「左の打ち屋」で、日本で該当する選手を挙げれば江畑幸子と(強いて言うなら)迫田さおり選手がおります。つまり、ヒルや江畑選手や迫田選手を前衛に上げる場合、対角のレフトばかりではなく、リベロと左のユーティリティもサーブレシーブに参加しなければなりません。

また、後衛の場合はサーブレシーブを免除される可能性が大ですから(かと言ってもヒルはサーブレシーブが出来ないわけではない)、リベロやユーティリティへのサーブレシーブの負担は増します。ヒルはおそらく、そういう日本バレー界の現状を鑑みて、上記のコメントを行ったのではないでしょうか。
日本のVリーグの場合、大多数がオポジットまたはスーパーエースが攻撃専門の担当となるわけです。勿論、オポジットなどがサーブレシーブを行ってはいけない、という表面上の規制こそありませんが・・・例えば、久光製薬スプリングスでは、自チームでも代表チームでも長岡望悠選手が担当する事になりますが・・・長岡選手がサーブレシーブに参加した事例は稀です。それでも長岡選手は、点さえ取ってくれれば、誰も文句は言わないのです。

逆に言えば、長岡選手がサーブレシーブに参加するようになったら、全日本女子は、かなりヤバイだろうな、というのが手に取るように分かります。ディグが精一杯の長岡選手にサーブレシーブをやらせて、何のメリットがあるというのでしょうか?


始末に終えないのは、そんな長岡選手を全日本女子の時期キャプテンに推す声が、ネットで挙がっているという事なのです。サーブレシーブが出来ない選手がキャプテン、なんて話は聞いた事がありません。せいぜい良く言って、サブキャプテンがいいところではないでしょうか。

おそらく、眞鍋政義監督の後は中田久美監督であるという点を考慮した上での発言かもしれませんが・・・


拙ブログ管理人は大反対です。

寧ろ、全体の面倒見が良い島村春世選手とか、候補は無くも無いでしょうに。ブログを知らない人に意見を言わせると、こんな無責任極まりないコメントが発生して困りますなあ。。。




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2016-08-30(Tue)

【全日本女子】 サーブの失敗が選手の価値を貶めるわけでは決して無い

みなさん、こんばんわ。


現代バレーボールにおいては、サーブは第一の攻撃として位置づけられております。バレーの技術の中で、サーブは唯一、選手一人の力で得点出来る技術であり、歴史的にその威力の向上のための技術開発が、常に行われてきました。例えばサーブ・ブロックとか(85年に禁止)やサーブのトスアップのやり直し(99年より禁止)、エンドライン幅9mのどこからでも打てるよう拡大(95年より)、ネットイン・サーブ(98年より)・・・というように、サーブ側の条件が飛躍的に緩和されていきました。

サーブも色々とあります。「フローターサーブ」「ジャンプサーブ」「ジャンプフローターサーブ」「スパイクサーブ」「スピンサーブ」「ドライブサーブ」といった種類があり、助走の仕方、スイングの方向、球質によって様々なサーブが生み出されます。

女子バレーでは、かつてはスパイクサーブも増加の傾向が見られましたが、イチかバチかのスパイクサーブよりも、ミスが少なく的を絞りやすいメリットから、ジャンプフローターサーブが主流となっておりますが・・・それは、どこの国の代表チームとてやっている事は、先日の記事にて指摘しています。女子の場合は、男子バレーのそれとはスパイクサーブのパワーが違うので、付け焼刃でスパイクサーブを推進するのも無理がありますから、急にジャンプフローターを止めろという訳にはいかないでしょうけど、特に女子の大型化が指摘される現代において、得点出来るサーブの幅は広げておいても損にはならないのではないでしょうか。


勿論、強いサーブを打つ場合は、サーブミスのリスクを許容した上で、という条件がつきますので、思い切ったサーブを打ったりするとネットに嫌われてしまうのも現実。例えば、昨季プレミアのポリーナ・ラヒモワ(注:1)ですが・・・サーブ効果率の23.9%はプレミアリーグ史上1位となる快記録を達成してサーブ賞を獲得しています。ポリーナはビッグサーブに属するスパイクサーブが多いですが、渾身の力で打つスピードのあるサーブはミスも多く、昨季の失点数もリーグ1位。

もっとも、変容しつつある世界のバレーシーンにおいて、「まずはサーブから」というのを考えると、少々ミスをしても得点アップに繋げられる存在が一人でも多く現れたほうが、今後の全日本女子にとっても明るい材料となるものでしょう。


さて、下記の表は、2015/16プレミアシーズンにおける、サーブ失点のベスト10です。

順位選手所属試合セット失点
1ポリーナ・ラヒモワトヨタ車体218573
2ケリー・マーフィー上尾218448
3新鍋理沙久光製薬218139
4古賀紗理那NEC218432
5木村沙織東レ218031
6井上奈々朱日立218126
6ローレン・パオリーニ日立218126
8長岡望悠久光製薬218325
9ミア・イエルコフデンソー18186624
10高田ありさ東レ217222


これを、外人抜き・現役オンリー・代表引退を公言している木村沙織選手、荒木絵里香選手、山口舞選手も抜きでランキングを作りなおすと・・・

・・・というか、山口選手は4(52位)と、ここでも「らしさ」を発揮しているので、取り沙汰云々はお気の毒、として・・・
順位選手所属試合セット失点
1新鍋理沙久光製薬218139
2古賀紗理那NEC218432
3井上奈々朱日立218126
4長岡望悠久光製薬218325
5島村春世NEC218420
6伊藤望東レ217519
6田代佳奈美東レ217519
6佐藤美弥日立217919
9平松美有紀トヨタ車体218518
10山口かなめNEC218417
10内瀬戸真実日立218117
10鍋谷友理枝デンソー218017


世界に通用するサーブミス(?)を「これでもか」とばかりに続けているのは、新鍋選手と古賀選手だけのようですね。ミスを正当化する気までは無いですが、思い切り攻めた結果なのですから、上記のランキングは一見して黒歴史に見えますけど、決して恥ずかしい成績ではありません。むしろ、上記ランキングの中から、恥を喜びに変えられる選手が、どれだけ出現するか?という事です。あるいは、ランキングに入っていない選手の中に、凄いサーブの持ち主がいるかもしれません。


少なくとも、観ているメディアが何であろうとバレーを観ている方々に言いたいのは、サーブミスがあったからといって「なにやってんだ」「下手くそ」とか喚くのは、バレーをロクに知らない素人の言う事ですよ、という事でございます。サーブミスしたからって即10点を取られるわけではないのです。取られるのは1点です。
注:1 【ポリーナ・ラヒモワ】 ポリ様は2016年7月のヨーロッパリーグで自国アゼルバイジャンを金メダルに導き、自身もMVPを獲得している。
2016-08-29(Mon)

【全日本女子】 「サーブ効果率」より「サーブ得点数」が今後の代表召集のポイントとなるか

みなさん、こんばんわ。

  1. 木村沙織(東レ)
  2. 荒木絵里香(上尾)
  3. 島村春世(NEC)
  4. 長岡望悠(久光製薬)
  5. ケリー・マーフィー(上尾)
  6. 石田瑞穂(デンソー)
  7. 石橋里紗(久光製薬)
  8. 内瀬戸真実(日立)
  9. 鍋谷友理枝(デンソー)
  10. ミア・イエルコフ(デンソー)

上記のランキングは、2016/1月号の、月刊バレーボールの企画「Vリーガーが選ぶVリーグのすごい人」のサーブ部門ランキングです。詳しい票数は割合しますが、木村選手がダントツで票数が多かったのは間違いないです。ちなみに7位の石橋里紗選手は、久光のピンチサーバーです。

現代バレーでは主流となっている「ジャンプ・フローター・サーブ」、2008年の北京オリンピックから新型ボールが正式に採用され、世界のトップクラスの女子チームでは、ほとんどの選手がジャンプ・フローター・サーブを打つようになりました。このサーブを日本で最初にモノにしたのが、あの竹下佳江さんで、NEC所属時代に当時監督だった葛和伸元氏から「何か人と違うサーブをやってみろ」と言われて打ち始めたものだとか。この竹下さんのオリジナルジャンプ・フローター・サーブをアレンジして自身の技として取り入れたのが、木村沙織選手。

トヨタ車体のリベロ・佐藤澪選手によると、「沙織さんは打つ瞬間にコートの奥へ強く打ったり、前に落とすショートサーブにしたり、瞬時に打ち分けるのでレシーブをするほうとしてはとても嫌です。しかも打ち分けていてもフォームは変わらないし、ボールの落ち方も、大抵の選手は手前でシュッと落ちるので目が慣れてくれば対応できるのですが、沙織さんのサーブはシュッと落ちずにポワーンとした軌道を保ったまま、カクンと落ちる。そんな軌道で打ってくる選手は他にいないので「どうしよう」と焦ってしまうとますます捕れなくなる。

そのスーパーサーブが、来年からの世界大会では、お目にかかれなくなってしまうのです。


昨季のプレミアリーグでも木村選手は、それなりの数字を叩き出していますが・・・代表引退となると、「あれだけのサーブを打てる代表選手が他にいるだろうか?今のメンバーで大丈夫だろうか?」という不安を抱いておられる方々も、少なくないのでは。

ちなみに下記の票は、2015/16プレミアリーグの、サーブ得点本数のランキングです。

順位選手所属試合セット本数効果率(順位)
1ポリーナ・ラヒモワトヨタ車体21854823.9(1)
2木村沙織東レ21802715.4(10)
3ケリー・マーフィー上尾21842617.3(2)
4新鍋理沙久光製薬21812014.8(13)
4佐藤美弥日立21792016.3(5)
6ミア・イエルコフデンソー18661815.9(7)
6ローレン・パオリーニ日立21811816.1(6)
6藤田夏未トヨタ車体21851815.3(11)
6島村春世NEC21841815.8(8)
10井上奈々朱日立21811716.5(4)



このランキングを、外人抜き、現役オンリー、代表引退が決まっている木村選手・荒木絵里香選手・山口舞選手も抜きにして作成し直すと・・・

・・・というか、山口選手のサーブ得点本数は、僅かに2(54位)なので、ランキング自体を語る事自体が気の毒ですから論外です・・・
順位選手所属試合セット本数効果率(順位)
1新鍋理沙久光製薬21812014.8(5)
1佐藤美弥日立21792016.3(2)
3島村春世NEC21841815.8(3)
4井上奈々朱日立21811716.5(1)
5古藤千鶴久光製薬21841613.9(9)
6伊藤望東レ21751314.2(8)
7川畑愛希岡山21741213.2(17)
7鍋谷友理枝デンソー21801213.7(10)
9内瀬戸真実日立21811113.4(11)
9宮下遥岡山21841112.3(25)
9岩坂名奈久光製薬21841113.4(12)
9石井優希久光製薬21801113.3(14)


・・・というランキングとなります。ただし、今季はサーブ変化の少ないモルテンが公式試合球なので、今季について窺い知るデータとしては心もたないですね。使用球がミカサだった昨季はサーブ効果率が10%を超えた選手が46選手おりましたが、一昨季のモルテン使用球シーズンでは21人に半減しております。

但し、佐野優子さんが言うところによると、「(モルテンは)ジャンプサーブを打つ選手のほうがボールに重さがあり、スピードが加わる傾向にあります」(月刊バレーボール2015/3月号より)と、ケリー・マーフィーを例に挙げてスピードのあるサーブの選手は想像以上に差し込まれてしまうイメージがある旨を述べていました。となると、ポリーナは今季も嫌なサーバーになりそうですね・・・

一つ言えるのは、サーブ効果率がいくら良い数字を叩き出したといえども、バレーは繋ぎのスポーツでもありますから、サーブで崩してAパスが通らなかったとしても、相手チームに苦し紛れのアタックで得点を決められてしまったとしたら無意味です。テストの成績で優秀な結果を出そう、と言わんばかりのノリでサーブ効果率ばかりに拘ってみたところで、学校のテストではそれで通用としても、スポーツの世界ではどんな意外な反撃が待ち受けているか分かりません。逆に言えば、スポーツのダイナミズムや怖さはそこにある、とも言えます。

ニコニコ生放送のコメントで、特に新鍋理沙選手がサーブを失敗すると、お約束のように「いつもの」と嘲笑コメントを発するユーザーがおりますが・・・どんな状況でも思い切って打ってくるタイプのほうが、攻略は難しいはず。


丁寧で完璧なサーブもいいですが・・・荒々しいサーブも交えたほうが、相手の読みを霍乱する意味でも有効のはず。ネットインという予期不能なラッキーサーブもあります。プレミアではともかく、一発勝負の世界戦で小さく効果率で纏めても、ジャンピング・フローター・サーブは他のどこの国の代表とて使用しているのですから・・・ポリーナのようなジャンプサーブを有する選手が現在の日本におればいいですが・・・或いは、何か凄い、魔球まがいのサーブを開発するとか・・・


それはともかく・・・島村選手は安定したサーブ供給ですが・・・石井選手と宮下選手には更なる成長が欲しいところです。

鍋谷選手の場合は、今季はチャレンジリーグⅠでのプレーなので、ポテンシャルを如何に保てるかが大事です。昨年と今年は、眞鍋監督のお気に入りと見えてか(?)(注:1)(注:2)ピンチサーブで度々ラッキーシーンを演出してきましたが、ピンチサーブ主体の選手は監督の交代次第で召集されない可能性があるからなあ・・・セッターやりたい、とか言うなら或いは・・・かもしれませんが・・・(注:3)
注:1 昨年の「ジャンクスポーツ」にて明かされた話だが・・・2015年のとある世界戦にてスパイク効果率が高かった事から、眞鍋監督が鍋谷選手に言うには、「おまえマークされてないからラッキー」。しかし、そのすぐ横から「好きな芸能人を聞かれたらラッキィ池田と言え」と、おやぢギャグをかまされたそうである(爆)。
注:2 眞鍋監督がハロープロジェクトに関心があるか否かは不明だが・・・鍋谷選手は中学時代、ハロプロのオーディションに応募、書類審査には合格していた。しかしオーディション当日、林間学校の為に欠席したらしい。ハロプロが損をしたのか、鍋谷選手が損をしたのかは本人のみぞ知るところだが・・・
注:3 九州東龍谷の監督である相原昇氏によると、「竹下の次は鍋谷だと思っている」と、セッターとしての素質は買っており、セッターとして入団して欲しいと懇願したチームも幾つかあったそうである。
2016-08-25(Thu)

【全日本女子】 鉄壁のレシーブ陣を構築する為にもMBの再建は重要

みなさん、こんばんわ。


リオデジャネイロオリンピックにおける全日本女子の戦いを見ると・・・一番目立った活躍をしていたのは、本来控えの迫田さおり選手ではないでしょうか。迫田選手と言えば「バックアタック」で、一時期は、MB・・・というよりセンターポジションで「バックアタックの前衛化」を狙う目的で、前衛からのバックアタックをやっていた事もありましたね・・・所謂「スコーピオン」というやつですね(水虫の薬じゃないぞ・・・あ、それはエーザイの「スコーピオ」かw)

「スコーピオン」は、「MB1」を全日本が標榜していた頃に、迫田選手のバックアタックを生かすべく開発されたものです。

先日、ネットで迫田選手に関する情報を調べていたのですが・・・「スコーピオン」といい、「MB1」といい、「ハイブリッド6」とかいった死語を、今でも拡散している人がいたとは驚きました。

もっとも、「MBはブロックさえしっかりやってればいい」という定義から言うなら、迫田選手は決してブロックが出来ない選手ではありません。2013/14シーズンは、Vプレミアリーグにて49本のブロックを決め、ブロックランキングのベスト10に肉迫しておりましたが・・・さすがに昨季は18本(27位)と目減り気味。既に今年で29歳になる迫田選手に、今更ブロックのレベルアップまで要求するのは酷でしょう。


ディグをやりやすくす為にもMBの存在は大事

やはり、アタッカーがブロックを兼任するより、真ん中にブロック要員としてドッシリと立っていてくれるMBの存在は大事でしょう。念の為に言いますが、ただ立っていればいい、という意味ではありません。

「ブロック」とは「ふさぐ」「妨害する」の意味で、相手の攻撃をネット際の最前線で食い止める技術である事に由来します。かつてこの技術は「ストップ」と呼ばれていた事もあり、守備的意味合いの強い技術として位置づけられていました。

現代のブロックは4つの目的を考慮して用いられています。

  1. 相手スパイクをシャット・アウトし、ポイントを獲得する。
  2. 相手のスパイク・コースを限定し、ディグの範囲を限定する。
  3. ワン・タッチしてスパイクの威力を弱め、ディグを継続しやすくする。
  4. ワン・ポイント・ブロッカーや長身ブロッカーを割り当て、相手アタッカーに心理的プレッシャーをかける。


・・・というように、サーブレシーブばかりではなく、自身が攻撃された時のディグをやりやすくする為にも、MBの存在は、地味かもしれませんが重要なものであります。

リオデジャネイロオリンピックにて全日本女子のMBメンバーとして、荒木絵里香選手、島村春世選手、山口舞選手の3人を起用しました。果たして、この起用が適切だったのかどうか・・・


ちなみに下記の表は、2015/16Vプレミアリーグにおける、ブロックの総合ランキングです。

順位選手所属試合セット本数
1荒木絵里香上尾218477
2大竹里歩デンソー218055
3岩坂名奈久光製薬218451
4ローレン・パオリーニ日立218145
5平松美有紀トヨタ車体218541
6島村春世NEC218441
7ポリーナ・ラヒモワトヨタ車体218540
8鍋谷友理枝デンソー218037
9古賀紗理那NEC218437
10テトリ・ディクソン東レ186734
10長岡望悠久光製薬218334



これを、日本人のみ・外人抜き・現役MBのみに限定すると、下記の表の通りになります。


順位選手所属試合セット本数
1荒木絵里香上尾218477
2大竹里歩デンソー218055
3岩坂名奈久光製薬218451
4平松美有紀トヨタ車体218541
5島村春世NEC218441
6井上奈々朱日立218132
7水田祐未久光製薬218326
8大野果奈NEC217825
8伊藤望東レ217525
10川島亜依美岡山217419
ちなみに山口舞選手は、11本で43位です。



荒木選手は問題なかったかもしれないとしても、また島村選手も数年後の将来を考えると問題ないとしても・・・山口選手の起用は現在でも七不思議です。既にピークを過ぎている選手を、なぜ召集するのか・・・

山口選手は、チーム事情によってはWSとしても起用できるので眞鍋政義監督の信頼も厚いのですが・・・どうせ起用するなら、本来なら長期的視野から考えても大竹選手の起用が優先のはず。それなのに、世界最終予戦からベンチに追いやるというのは・・・大竹選手を育てず、昨季プレミアリーグでコレといった成績を残していない山口選手を過去の実績と面子だけで起用するというのは・・・最近の全日本がMB育成を怠ってきたかを切実に物語っておる、というものです。

眞鍋監督にも、当然言い分はあるでしょう。月刊バレーボール2015/2月号の52ページ目に、「世界に勝っていくためには、何かを仕掛けないといけない。もし、私がアメリカやロシア、ブラジル、中国の監督だったなら、こんなことは間違いなくやりません」と、MB不足を嘆いていました。いや、全日本女子MBに無い物強請りをしていた、と言い換えたほうが分かり安いかも。(例えば)ファビアナ・クラウジノ等のような大型選手が全日本にいるならMB1は考えなかった、と言わんばかりでした。結局MB1は定着せず、MBは結局、ロンドンオリンピックの過去の遺跡を起用するに留まる程度でした。


政権が長期化した国家は独裁化し、長きに渡って国内に治療し難い動脈硬化を引き起こすものです。フセイン死刑後のイラクや、カダフィ大佐死後のリビアが最たる例です。勿論、これは政治での話ですが・・・スポーツとても、ブラジルのジョゼ・ギマラエス監督は就任してから14年目じゃないですか。そのブラジル代表がリオ五輪にて如何なる結果を出したか、今更説明しなくても明確、というものでしょう。


全日本女子も、サーブレシーブは勿論の事、動脈硬化を防ぐ為にも、MBについても改革を始めなければなりません。それも、早ければ早いほうがいい。既に荒木選手も山口選手も、全日本女子は今後辞退の意向なのです。

ただ、大竹選手にせよ岩坂選手にせよ、壁役ばかりでなく、もう一つのランクアップが欲しいところです。岩坂選手はサーブとブロックでは一定の成績を残しておりますが、187㎝とタッパは長いだけに、もう一つ攻撃面でのレベルアップがあってもいいですね。大竹選手も、特に攻撃面でのプラスが欲しいところでしょうね。島村選手も、ブロックの精度はもっと上げていいですね。

JTマーヴェラスの奥村麻依選手は、2013/14シーズンに99本のブロックを叩き出して2位の岩坂選手(85本)を陵駕してブロックランキング1位となり、プレミアリーグ新人賞も獲得しました。JTはチャレンジ陥落の憂き目を見たものの、2014/15は62本、2015/16も71本を叩き出して1位の座を譲りませんでした。今季も順当に行けば、1位になるかどうかは分かりませんが相当の数、ブロックを叩き出すのは必至でしょう。

他の候補を強いて探すなら・・・大竹選手と同じく「Team Core」の一員である伊藤望選手は、ブロックの精度が激増すれば(昨季のブロック数は25で18位)、サーブはいいだけに候補の一人になるかもしれません。個人的には、平松選手の移動攻撃は好きなのですが、サーブがしょっぱいのがイマイチ御勧めしきれないところでね・・・



2016-08-21(Sun)

【NECレッドロケッツ】 2014/15ファイナルの再現といきたいところだが

みなさん、こんばんわ。


リオデジャネイロオリンピックの、バレーボール女子の決勝は、中国が19―25、25―17、25―22、25―23と3―1でセルビアに逆転勝ちし、2004年アテネ大会以来3大会ぶり3度目の金メダルを獲得しました。中国は、エースのシュティが強力なスパイクで25得点を挙げました。守備でもブロックとレシーブの関係が良く、セルビアを効果的に封じました。セルビアは主砲ミハイロビッチの調子が上がらず、攻めがボシュコビッチ頼みになりました。3位決定戦は米国が25-23、25-27、25-22、25-19と3―1でオランダを下して銅メダルを獲得しました。ちなみに米国女子は、ビーチバレーでも銅メダルだったとか・・・
話は変わって・・・昨季、NECレッドロケッツは結局、4位でリーグ戦を終了しました。2014/15ファイナルの、大番狂わせの優勝が夢のようです。

その後の黒鷲旗でもJTマーヴェラスに敗退して準優勝。もっとも、内容は決して悪いものではないと思います。少なくとも、2セット先取したのですからね。


そんなNECが、昨季シーズン後の6/1、公式サイトにて、入退団の発表を行いました。

まず退団したのは、白垣里紗選手、松崎美歌選手、イエリズ・バシャ選手、アルマーン・チェヴィクバシュ通訳の4人。並びに、先日引退を発表した金子隆行氏がコーチとして就任。NECブルーロケッツ出身で、同チーム廃部後はサントリーにてプレーしていました。また、6/13に、元JAぎふリオレーナのセッター正里菜選手が入団しました。NECには既に、山口かなめ選手という正セッターがいるので、おそらくは山口選手のバックアップメンバーとして入団させたのでしょう。レシーブもこなせるところは、かつて所属していた秋山美幸さんを彷彿とさせます。ちなみに予断ですが、正選手はJA時代、経理課に所属していました。

白垣選手はギシシャクしたフォームから放たれる打点の高いスパイクが売り物で、2014年には全日本女子に選出された事もありました。今にして考えると、ある意味NECの名物かも、と思わせるフォームの選手でした。


イエリズは強力なスパイクとブロックが売りの選手で、2012/13年チーム優勝争いの立役者でした。一昨年ファイナル6前に指を骨折、ブランクが心配されましたが、翌年もシレッと契約更新しています。

そのイエリズと、今季は契約更新しなかった、となると・・・もうイエリズも29歳で、ピークは流石に過ぎたかな?という感があり、結婚も既にしてますから、生活面でも無理に金稼ぎをする必要はなかったかもしれません。

ただ・・・現在のところ、イエリズに代わる外人補強の話は、ありません。

NECの過去の歴史を鑑みると、外人補強は右の打ち屋が伝統ですから、定石で考えれば今回も新しい外人で・・・?と思えてくるかもしれないでしょうけど・・・若手底上げ、という手も残っております。NECには、2014/15プレミア新人賞の柳田光綺選手、レフティの佐川奈美選手に加え、旭川実業卒業の内定選手である廣瀬七海選手と、能力のありそうな打ち屋が三人も控えています。ここに、昨季プレミア新人賞の古賀紗理那選手も加わってくるのです。チビッコの近江あかり選手を除けば、純国産で久光製薬スプリングスに対抗出来るのではないか?と思えてくる豪華布陣です。

特に廣瀬選手は、今年の夏にサマーリーグがあり、同大会にてフレッシュスター賞を獲得しています。スパイク最高到達点310センチで、これは久光製薬スプリングスの長岡望悠選手に匹敵する数字です。古賀選手もチト叶わない数字。同じ北海道出身というのもあって、これは大事に育てて欲しいものですね。ちなみに廣瀬選手は旭川実業卒業で、控えセッターの奥山優奈選手は2年先輩OGにあたります。


まあ別に、外人がいなくても、短期決戦レベルなら列強を崩せるだけのスターティングオーダーは組めなくもありません。ただ、これはあくまでも理想論であり、怪我という要素なども有り得ますから、必ずしもベストオーダーを、というわけにはいかないかもしれないのが現状。2014年世界選手権のメンバーとして抜擢された大野果歩選手が2014/15シーズンに喘息治療薬のドーピング違反(ホクナリン)で2ヶ月間戦列を離れたり、同年にVプレミアリーグ新人賞だった柳田光綺選手が2015/16序盤に手首の怪我で戦力として加われなかった、というのが、極端な例として挙げられます。今季は無事にシーズンを乗り越えられる、という保障は、何処にもありません。

それを考えると、昨季のイエリズとの契約更新は、結果的にではありましたが、柳田選手の穴を埋められた、という意味で正解だったわけです。それにしても、トルコの代表選手を務めた事があるイエリズが、2014/15プレミア新人賞の控えだったというのは・・・

・・・ともかく、長くタイトなリーグ戦である事を考えると、特に現在のところ絶対的なエースがいないNECにとって、外人の存在は、保険という意味でも大きいものです。

そんなわけで、一応外人はいないものと設定して、今季の予想オーダーを考えてみました。まあ、外人が入団したら、再度考えてみますけど・・・


★ 今季のNEC予想オーダー(昨季のベストオーダーも兼ねる格好になっています)

古賀山口島村L: 鳥越/岩崎
大野柳田近江



リベロの岩崎紗也加選手は、昨季はレシーバーでしたが、今季はキャプテンというのもあり(ゲームキャプテンは島村春世選手)、チームに指示出来るメリットを考えると正リベロ復帰で鳥越未玖選手がレシーバーというラインが予想されます。逆のパターンもあるかもしれませんが。とにかく、一度だけでも純国産のNEC、一回でも見たい感が無いでもないですが・・・



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北海道の札幌在住です。昔の洋楽が好きです。野球は日本ハムファイターズを応援しております。バレーは、久光製薬スプリングスの新鍋理沙選手を中心に、攻守の要となる選手を主に応援しております。

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