【JTマーヴェラス】 2季ぶりにプレミア復帰を果たしたが現状は厳しいかも
昨季6月に、監督に就任した吉原知子氏は、古川学園卒の木村千春選手と九州文化学園の橋本梨紗選手といった内定入団ミドルブロッカーを除けば、これといった補強はせず、メンタル面で現有戦力の底上げを図りました。その結果、昨季のチャレンジマッチにてJTマーヴェラスは、上尾メディックスに2連勝、2季ぶりにVプレミアリーグ復帰を果たしました。
その後・・・五輪を控えていた時期なので、然程の参考にはなりませんが、黒鷲旗決勝ではNECレッドロケッツを0-2から逆転して大会2連覇を達成。しかも、男子のサンダーズも優勝したため、アベック優勝というオマケまで付きました。「プレシーズンの女王」とまでは言いませんが・・・吉原監督のメンタル面からの改革は着々と進んでいるかのように見えます。
勿論、プレミアにて目的は優勝、というのは、どのチームとて一緒ですが・・・現状は、おいそれと簡単に優勝どころか、ファイナル6さえも果たしてどうなのか?という感があります。
先述した黒鷲旗準決勝のトヨタ車体クインシーズ戦にて、ミドルの芥川愛加選手が怪我をしたらしく、以後の試合は欠場。芥川選手の代わりは若手の小川杏奈選手で凌いだものの・・・怪我の度合は明らかではありませんが、もし膝だと、治療には1年ほど見て置かねばなりません・・・
・・・となると、現状のJTは、サイドのオヌマー・シッテラックと若手の田中瑞稀選手に奮起してもらうしかありませんが・・・吉原監督が重視しているMBで頼れるのは、ブロック力のある奥村麻依選手くらいしかおらず、黒鷲旗のような短期決戦ならともかく、長丁場のタイトなプレミアリーグでは、いずれサイドへの偏重で戦力が枯渇してしまい、いきなり1年目からチャレマ、という可能性は否定出来ません。チャレマで済めばいいですが・・・
個人的には、拙ブログ管理人は北海道人でありますから、妹背牛出身の吉原監督には、密かに期待はしておるのですが・・・奥村選手と井上琴絵選手は結構、厳しくなったとか聞いていますが・・・どこまで、磨いてきたメンタル力が持ち堪えるか・・・早くも吉原JTには、余程でない限り逆風が吹いているような気がします。
最後に、JTの今季の予想ラインナップを挙げておきます。当たる保障は、しかねますが・・・
中村 | 小川 | オヌマー | L:井上・小幡 |
田中瑞 | 奥村 | 田中美 |