【全日本女子】 木村がいないからこそMBの底上げは重要課題となるだろう
本日8/18、北海道新聞の朝刊を読むと、木村沙織選手に関する記事が載っていました。
内容は・・・詳しい事は他を読んで頂くとして・・・拙ブログにて言いたいのは、準々決勝における本人の低調ぶりに加え・・・ロンドンオリンピックからの4年間は悲鳴を上げる体との戦いだった事でした・・・特に一昨年の世界選手権では左膝を初めて痛め、たまった水を抜いて戦った事、昨年のW杯では右肩の可動域が狭まり、右手を前に出して曲げても胸につかないほどだった事が明かされていました。
怪我に強かった・・・はずの木村選手が、実は休みたくても休めないほどボロボロな状態だった事が、明らかとなりました。
まだ若いうちならいざ知らず、責任が重くなると、もう自分の体は自分の体ではありません。全日本女子の為の体なのです。とても、痛いだの何だの言って休める状態ではありません。それが、どれだけ辛かったかは、想像に任せても思いつかないでしょう。もう、とにかく今は、早く休め、とだけ言っておきたいですね。
試合後、木村選手は宮下遥選手に、「紗理那をよろしくね」と、古賀紗理那選手の名前を出したとか。「次の東京五輪は遥、紗理那、長岡望悠ら若い選手が活躍するかなと思う。リオでいい経験をしてもらいたい」との思いから出た言葉だったようです。
そうなると・・・いや、そうでなくても、現在のサイド偏重の戦い方では、例え古賀選手や長岡選手が世界有数のアタッカーになったとしても、木村選手の二の舞を永遠に繰り返すだけです。怪我だけは頑張っても避けようがありませんが、ある程度以上の負担軽減くらいは、取り組んでもらっても損にはならないはずです。
その為にも、ミドルブロッカーの底上げは絶対に必要な事です。
これが無い事には、例え長岡選手が最高スパイク到達点である310㎝の高さを誇ろうと、古賀選手がいくら成長しようと、全然意味の無い負担事となるのは、誰が見ても目に見えています。眞鍋監督の後任さんは、かなり厳しい仕事をやらねばならない事になってくるのでしょう。