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2016-08-24(Wed)

【全日本女子】 御家芸のレシーブ復活は何としても重要

みなさん、こんばんわ。


海外では、相手チームからのボールを受ける動作は、サーブを受ける「レセプション」(サーブ・レシーブ)とそれ以外の「ディグ」という2つの用語に厳密に分けられ、あくまで別のものという概念で捉えられています。したがって日本で言う「レシーブ」のような、ボールを受ける全ての動作を含んだ総称は存在しません。本来、「レシーブ」という用語は「サービス」と対を成しており、元々は相手のサーブを受けるプレーにしか使えなかった用語が、現在の日本では守備に関わるプレー全てを表現する用語として定着してしまっているのです。そのため、レセプション以外のレシーブ、すなわちディグが疎かにされているのが現状です。レシーブという用語にはあくまで「レセプション」と「ディグ」の両者が含まれている事を理解する必要があります。(バレーペディアより)


細かい事は、さて置いて・・・バレーボールの醍醐味はアタックやブロックばかりでなく、レシーブでの繋ぎこそバレーの面白さ、という人も少なくありません。強いチームは攻撃も然る事ながら、レシーブなどの守備がしっかりしている、というのは常識です。ボールを落とさずに繋ぐ。これこそバレーをバレーらしくしている最も重要な要素なので、試合で敵味方を問わず素晴らしいレシーブには拍手をする観客が多いのです。

さて、今回のリオデジャネイロオリンピックにて、レシーブを伝統の御家芸とする全日本女子が、大拍手を惜しまずにいられない程のインパクトを、果たしていくつ与えてくれたでしょうか?人それぞれなので、物足りないか否か、具体的な印象はファンそれぞれに任せますが・・・少なくとも、準々決勝にて敗退という点から、結果的に全日本女子の面子が優勝戦までコートを守りきる事は出来ませんでした。

眞鍋政義監督は「女子バレーの大型化」を理由の一つに挙げています。特に今年は、190㎝台の選手が40人以上存在する、と言われます。しかし、代表チームの大型化は、洋の東西を問わず何時の時代でも同じ事。

全日本女子は、優勝争いに足りるだけの準備を、抜け目無く行ってきたのでしょうか?攻撃面と高さでは幾等どう足掻いても世界に遠く及ばない全日本女子にとって、まず大切な要素となるのは、レシーブではないですか?それらの準備が、果たして正当化に足りるものであったのか否か、下記の表にて、2015/16プレミアレギュラーシーズンにおける、総合サーブレシーブ返球率のベスト10で振り返ってみます。
順位選手所属試合セットサーブレシーブ
1新鍋理沙久光製薬2181297/21873.4
2木村沙織東レ2180359/24468.0
3丸山亜季岡山2184221/15067.9
4石井優希久光製薬2180899/57463.8
5佐藤澪トヨタ車体2182236/14963.1
6竹田沙希トヨタ車体1863334/20962.6
7山岸あかね上尾2184269/16862.5
8内瀬戸真実日立2181468/29262.4
9鳥越未玖NEC2182375/23362.1
10泉夏子岡山2172189/11761.9

ちなみに、リベロに限定すると、こんな順位が出てきます。
順位選手所属試合セットサーブレシーブ
1(3)丸山亜季岡山2181297/21867.9
2(5)佐藤澪トヨタ車体2182236/14963.1
3(7)山岸あかね上尾2184269/16862.5
4(9)鳥越未玖NEC2182375/23362.1
5(14)小口樹葉デンソー1965262/15458.8
6(15)佐藤あり紗日立2181265/15558.5
7(16)木村美里東レ2180444/25056.3
あと、規定出場には満たないですが、座安琴希選手が145/94(64.8)の数字を収めている事も忘れずに。

ちなみに、カッコ書きの順位は、総合サーブレシーブランキングにおける順位です。

この表を見て思わされるのは・・・勿論、眞鍋監督は、これらデータは一応、参考にしておられたと思いますが・・・リベロより、ウイングスパイカーのサーブレシーブのほうが優れているのではあるまいか?と思えてくる点です。これらのデータは結局、採用される事はありませんでした。現に、上記の表にてダントツの一番である数字を叩き出した新鍋選手は何故か召集していません。レシーブ力を大きく買っていた新鍋選手をですよ?これは一体、どういうわけなのだろう?ネットでは、眞鍋監督と何か確執があったのではないか?とか噂されていますが・・・まあ、それは今年11月の監督人事で明らかとなるのではないでしょうか。

更に、上記の順位のデータが木村選手に肉迫している丸山選手は結局オリンピックには召集せず、上記表のデータが芳しくない、あり紗選手を正リベロとして何故正リベロとして使うのかも、非常に不思議です。

これがグラチャンなら、それも方法論の一つとして片付けられるかもしれませんけど・・・あり紗選手は過去2度、全日本女子に召集されており、また日立リヴァーレ準優勝に貢献した点も買われたのでしょうけど・・・まさか、東北震災復興の一環としてのメンタリティで選んだ訳ではないでしょうね?もし、そうだとしたら、東北の方には大変申し訳ありませんが、特に国の威厳も掛かっているオリンピックにて、メンタリティは何の役にも立たない、という事を言明しておきます。


念の為に言うと・・・拙ブログ管理人は決して、あり紗選手が嫌いだ、と言うつもりは絶対ありません。寧ろ、顔立ちは好きなほうかなあ。あり紗選手は膝の靭帯の状態が決して思わしくなく、現に昨年、一度は引退を考えていた身でした(注:1)。日立では何とか故障もカバー出来たかもしれませんが、全日本ではチト無理があったようですね。

問題は、何故あり紗選手を正守護神として担ぎ出さざるを得なかったのか?という点です。あり紗選手の膝の状態を鑑みると、あり紗選手だけでは不安があるから、両膝に爆弾を抱える、かつての守護神候補だった座安選手をレシーバーという保険として用意したのは・・・まあ、分からないでもありませんが・・・リオ五輪ではそうやって応急処置を施すしか無かったとしても・・・確かに、五輪の場合バレーは、代表選手は12人しか選ばれませんから。

しかし、今後の正守護神は・・・その眞鍋監督も当初は、「結束出来る覚悟がある、日の丸をつける覚悟と自立した選手を選考します」の筈でした。結果は、面子&故障を抱えた選手のメンタリティに配慮した矛盾だらけの選考でしたが・・・この点は当然、改革していく必然性がございます。少なくとも、怪我で苦しいと言い訳がましい公言をする選手は不要です。そんな選手を起用したところで、敵の代表チームに塩を送りつけるも同然で、メリットは一つもありません。


世界最終予選で丸山選手が起用された時は、ニコニコの生放送でも丸山選手を推薦するコメントを書いた御客さんが少なからぬ数おりましたが・・・来年も丸山選手は代表候補の一角となるでしょう。澪選手も、パスは出来るので経験次第では面白い存在に成り得ます。まあ、これからの全日本女子の監督が誰を選ぶかにも寄りけりですけど。どんな監督にも、選手の好みというのがありますから(決して性的好みとは言ってない)。それよりは、監督問題を早く片付けるのが先決ですけど。


ひとつだけ言える事は・・・今季は、試合における使用球が、ミカサからモルテンに変更されます。モルテンはミカサと比較すると、選手にも寄りけりですが変化しにくいというのがあるので、Vリーグに参加する選手は、より以上にサーブレシーブの対策は、しっかり立てておかないと、全日本はおろか、所属チームの成績にも直結しかねません。少なくとも、新鍋選手のレベルに肉迫出来るくらいの選手が何人か出なければ、以後の全日本女子はFIVBランキング10位以下も有り得るぞ・・・(注:2)
注:1 【佐藤あり紗が引退を撤回した理由】 日立の松田明彦監督に、引退について相談したところ、受理どころか、キャプテンの座を用意されたらしい。
注:2 Vリーグで一つ、対策はある。NECレッドロケッツ以外のチームが古賀紗理那選手をサーブで徹底マークすればいいのだ。そうすれば、古賀選手のレシーブ力も大なり小なりアップするのは間違いない。
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北海道の札幌在住です。昔の洋楽が好きです。野球は日本ハムファイターズを応援しております。バレーは、久光製薬スプリングスの新鍋理沙選手を中心に、攻守の要となる選手を主に応援しております。

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