【日立リヴァーレ】 目に見えて劣化している佐藤あり紗のサーブレシーブ
拙ブログ管理人は、リベロでは間違いなく(技術面は別として)日立リヴァーレの佐藤あり紗選手をNo.1リベロに挙げます。

あり紗選手と言えば思い出すのが、時折繰り出す、ツーでのトスフェイントです。自身の得点にはなりませんが、滅多に御目にかかれないだけに、一部では「あり紗スペシャル」と呼ぶユーザーもいます。
しかし。。。リオ五輪でのあり紗選手は腰が脆く、絶対的守護神と呼ぶには、かなり危ないものがありました。
シーズン | 試合 | セット | サーブレシーブ | 成功率 |
2013/14 | 28 | 116 | 401/272 | 67.8 |
2014/15 | 19 | 75 | 429/298 | 69.5 |
2015/16 | 21 | 81 | 265/155 | 58.5 |
上記の表は、あり紗選手のプレミアリーグでのサーブレシーブ成績を纏めたものです。2012/13シーズンはチャレンジリーグだったので表記はしておりませんが、サーブレシーブ賞は獲得しております。
絶対的守護神が不在であった当時の全日本女子にとって、あり紗選手は一躍、正リベロの最優秀候補となったのですが・・・好事魔多しで、2014年に左膝を怪我してしまいました。一時は引退も考えていたほど。眞鍋政義監督や恩師である佐藤伊知子氏の言葉もあって2016年全日本に復帰したものの、納得した上での決断だったのか・・・事実、2015/16シーズンのサーブレシーブ率は1割以上おちており、レシーブを庇ってもらった事も度々。使用球がミカサであった点を考慮しても・・・また、膝の故障を我慢して出場を続けた事も併せて考慮しても、酷いものでした。
この点は、如何に眞鍋JAPANが人材不足であったかを暗示しているかのようでした。
こちらの記事でも以前書きましたが、特にリベロの場合、膝の故障は選手生命に影響を及ぼしかねません。ただ単に現役を続けていたいだけなら、何も言いませんが・・・もし今季も、サーブレシーブの成績が芳しくないものであったなら、残念ですがあり紗選手も、引き際は考えておいたほうが、宜しいのかもしれません。
最後に、毎日新聞の取材を掲載しておきます。
リオデジャネイロ五輪に出場した女子バレーボールの佐藤あり紗選手(27)=日立リヴァーレ=が31日、県庁を訪れ、橋本昌知事に結果を報告した。佐藤選手は「時差がある中で多くの人に応援していただき、頑張る原動力になった」と声援に感謝していた。
日本代表は準々決勝で敗れたが、予選を含めた全6試合に守備専門のリベロとして出場。「チームとしても個人としても納得いく結果ではなかったが、後悔ではなく反省して今後のバレー人生の糧にしたい」と振り返った。
この日は日本選手団の赤いジャケット姿で登場。橋本知事に「次(東京五輪)も出るの?」と問われると、「今後についてはよく考えたい」と述べるにとどめた。 (毎日新聞より


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