【米国】 高額を払ってでもバレーをやりたい選手の決意をどう思うか
先日、とあるメディアで「TOKYO2020 女子メンンバーを大胆予想」という企画をやっていたそうです。あいにく拙ブログ管理人は観れなかったのですが・・・来年の事さえ分からないのが現状なのに、「東京五輪」なんて未だ大分先の話に触れるだなんて・・・まあ、他に強力なコンテンツが思いつかなかったのでしょうけど・・・これには流石に、呑みかけていたコーヒーを危うく零すところでした。
全日本女子のメンバーは、来年の3月過ぎに決定するはずですから、どうせ予想するなら、ファイナル6が行われる頃あたりに実施しても、全然遅くないのです。
選出されたメンバーも然り。アタッカーは未だともかく、他のポジションについては意思の疎通が一つでさえ取れていたのか?と思えてくるほど呆れたものでした。

岡山シーガルズの丸山亜季選手は、昨季新鍋理沙選手に匹敵するサーブレシーブ率を残していたというのに、リオ五輪では出番全く無しでしたからね・・・この辺りからも、眞鍋JAPANのデータバレーが如何に破綻していたかを物語るには充分です。それとも、眞鍋JAPANは怪我人ばかりをコートに連れて、お涙頂戴のバレーでも展開しようとしていたおつもりだったのでしょうか?
その一方・・・バレーをやりたいだけの為に、高額を払ってまで生きる事に固執している選手もいます。
日本では選手が故障した場合、大半が肘か膝の故障が大半である事を考えると、ちょっと考えにくいケースですが・・・こういう場合、生きるほうも保護者も、経済的な面を併せて考えると大変ではなかろうか、と思います。サバナー・レニー・・・東京五輪で御目に掛かれるかどうかは分かりませんが、もし会場で御会いした場合、拍手はしてさしあげましょう。カリフォルニア大の女子バレーボール・チームに所属するサバナー・レニー(19)は今年の5月17日に肝移植の手術を受けた。メスを入れる部分がそのロゴマークに似ているために「メルセデス・ベンツ切開」とも言われる手術。病名は「門脈圧こう進症を伴う先天性肝線維症」で、肝硬変に症状が悪化していくリスクを背負っていた。米国では日本のような生体肝移植ではなく脳死臓器移植が基本。レニーのドナーは20歳代の女性だったと言う。そして彼女は新たな“生命”を授かった。
それから3カ月。レニーは今、真のバレーボール選手に戻るために地道なウエートトレーニングを続けている。移植を受けた以上、免疫抑制剤の投与が続くために、本来ならば体力を酷使してしまうハードなスポーツは避けたほうがいいはずだが、彼女は「ひとつのトレーニング・メニューごとにイライラするほど“ゆっくりやるのよ”と自分に言い聞かせている」と、ずっと歩んできた道に戻ろうとしている。
米プロゴルフ界では心臓の移植手術を2度受けたエリック・コンプトン(36)がまだ現役で頑張っている。かつてNBAのトップ選手だったアロンゾ・モーニング氏(46=元ヒート)とショーン・エリオット氏(48=元スパーズ)はともに腎臓の移植手術を受けてコートに復帰した経歴を持っている。医療費は高額だが、その一方で移植手術を受けやすい環境が彼らのスポーツ人生をアシストしているのは事実だ。
移植大国・米国での「スポーツ選手と移植手術に関するニュース」は数年に一度のペースで入ってくる。日本との違いを痛感する瞬間でもある。ただし私は復帰した選手に対して「頑張れよ」という気持ちは抱かないことにしている。
もちろんその努力には拍手を送る。ただしドナーが存在する以上、もたらされた臓器に最大限の敬意を払わなくてはいけないと思うからだ。免疫抑制剤の進歩によって移植手術を受けた患者の生存率は年々伸びていると言う。しかしこの状況下において、スポーツは本人の心を支えても肉体には助けにはならない。
レニーの医療環境は恵まれていた。生きているだけで素晴らしいと思う。苦境に立ち向かってわずか3カ月で復帰しようとしている精神力も尊敬に値する。だからこそ「ゆっくりやろう」は彼女にとってお守り代わりの大事なフレーズだ。(スポニチより)
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